【予備知識】コロナ陽性で起きること
いよいよ2学期が始まります。
残念ながら新型コロナウイルス感染症の拡大が止まらない現在、不安ばかりが大きくなります。
その不安の大きな原因の1つに「もし新型コロナになってしまったら自分の身に何が起きるのかがよく分からない」ということが挙げられます。
そこで、これまでPTAに寄せられた数々の質問を整理集約してまとめましたので、ご参考ください。尚、医学・医療分野に関することは専門外ですので、割愛させていただきます。
もし新型コロナ陽性になってしまったら
PCR検査の結果が陽性となった場合、保健所より症状・状態に応じて療養方法の指示があります。(2021.8.19時点)
<自宅療養の場合>
保健所に対し、定期的に体調報告します。
その方法は、1日1回、自動音声による電話か、1日2回スマホアプリに入力します。
また、外出をしなくて済むように配食を希望することが可能です。
他、血中酸素飽和濃度を計測するパルスオキシメーターが貸し出されます。
計測、数値の扱いは、保健所の指示に従います。
体調が悪化した場合は、迷わずかかりつけ医または保健所に連絡しましょう。
かかりつけ医がない場合は、保健所より医療機関・薬局を紹介してもらうことができます。
<参考>自宅療養の家庭内感染を防ぐポイント
<ホテル療養の場合>
自宅療養の場所がホテルになること以外ほぼ同じ内容となります。
尚、ホテルへの差し入れは非接触形式で可能です。「差し入れはここに置いて」という場所が用意されています。
ホテルには看護師が常駐しており、電話でのやり取りが主となります。異変が見られた場合は、救急車の手配となります。
<入院が必要な場合>
医師・保健所が、入院が必要という判断をした場合、病院までの移動手段として保健所が救急車の手配をします。ご自身での移動はできません。
<ひとり親家庭の場合>
ひとり親家庭でコロナになってしまったら、子どもはどうなるのか。
ひとり親家庭の場合、子を監護できる環境の有無など状況は多様です。それぞれの状況に応じて、安心して治療に臨めるのかどうかは、とても気になるところですが、ネットで調べても、答えがみつかりません。
そこで、大阪市の担当部局(健康局・こども青少年局)に確認しました。
例えば親が入院することになり子と離れざるを得ないような状況になった場合、まずは親族や友人知人、保護者の繋がりや地域などに預かりの相談をすることが大前提です。しかし、それでもなお、子どもを看ることができない場合に限り、保健所を通じてこども相談センター(児童相談所)に子どもの受け入れについて相談することができるそうです。
<ペットについて>
新型コロナの療養で長期間自宅を空けることになる場合、大切なペットさんのことも心配です。
どなたか近所の方にエサ・給水をお願いするか、それができなかった場合は、預かり先を探さなくてはなりません。この場合は、ご自身でお探し頂くほかに、PTAにも相談ください。確実なことは言えませんが、協力下さる方を探すお手伝いは出来るかと思います。
ワクチン接種について
刻一刻と状況が変わりますが、WEBシステムからの予約については、キャンセル待ちの方法があります。そのやり方をまとめた記事を再掲します。
<参考>
いち早く、ワクチン接種をしたい方へ
http://prvt.stars.ne.jp/nkt_pta/2021/06/30/vaccine_web/
なお、一部の方は副反応が強く出る場合があります。
接種日から1~2日程度は、大事な用事を入れないようにすることをおススメします。また可能であれば、同居家族の接種日を違う日にすると安心です。
学校園欠席の扱いについて [再掲]
次の場合は学校園に連絡の上、登校登園を控えます。
この場合のお休みは「出席停止」扱いとなるため、「欠席」にはなりません。
・37.5℃以上の発熱や咳など風邪の症状が見られる場合
・新型コロナに感染したことが判明した場合
・濃厚接触者と認定された場合
・同居家族がPCR検査や抗原検査を受検する場合
・同居家族に新型コロナを疑う症状がある場合
・子にワクチン接種の副反応が出た場合
なお、登校することに不安がある場合についても欠席扱いとはなりません。自宅での学習について等も含め、学校に相談ください。(8/25ミマモルメ配信内容)
<参考>※詳細図示あり
新型コロナ「出席停止ルール」と学校への連絡
http://prvt.stars.ne.jp/nkt_pta/2020/12/08/corona_rules_201207/
学校内で新型コロナの陽性者が出た場合
・保健所の聞き取り調査、疫学調査が入ります。
・必要に応じ、臨時休校になります。
・濃厚接触者の特定が行われ、該当者に連絡がいきます。
・濃厚接触者の方は、経過観察またはPCR検査受検となります。
・必要に応じ、保健所が施設の消毒を行います。
・学校再開となります。
差別、いじめが起きないために
どれだけ気を付けていても新型コロナウイルス感染症に罹ってしまうことがあります。自分が感染してしまうかどうかは、もはや確率の問題です。手指の消毒や不織布マスク等で、その確率を大きく下げることは可能ですが、リスクがゼロになることはないということです。
その点を正しく理解した上で、1日も早い快復を願いましょう。そして、その後に差別やいじめが起きるようなことは、絶対に避けなくてはなりません。
正しく恐れ、正しく対処し、支え合う。
今一度、戦う相手は「新型コロナ」であって「人」ではないということを申し上げて締めくくりとさせていただきます。
<参考>
ウイルスの次にやってくるもの
http://prvt.stars.ne.jp/nkt_pta/2020/11/27/next_virus/